ストレッチにより生まれつきのO脚を改善

成長とともに治っていきます

「O脚」とは、直立になった時に、両足が外側に出っ張ったように見え、左右の膝の間が開いてアルファベットの「O」のよう見えることから呼ばれている、足の形の事を言います。 自分が通常か、O脚かどうかは、簡単にチェックすることが出来ます。 まず、両足首を付けて立ち、両膝の間に指が3本以上入るようだったら、当てはまります。

他の方法としては、まず肩幅ぐらいに立ち、足を閉じていきます。膝よりも内側のくるぶしや、かかとが先についてしまうようだったら、当てはまります。 実は、人間は産まれたときはみんなO脚だと言われています。それが成長するにあたり、アルファベットの「X」のように見えるX脚に変わり、そこから成長し、体重が増えるにつれ、正常になっていきますが、まれにXにならなかったり、Xのあと、また戻ってしまう場合もあります。 これが原因で病気になったり、将来困るといった事はありませんが、立ったり歩く時にあまり美しくは見られなかったり、転びやすい場合もあるため、できるだけ改善が望まれます。ストレッチも有効です。

ストレッチの仕方

毎日続けるのが効果あります

O脚は、ストレッチで緩和する事が出来ると言われています。 まず、仰向けに寝た体勢になり、両腕は上げずに下に下げます。次に、両膝を立てます。 寝たまま足を組み、上にある足のつま先を、もう片方の足の下にくぐらせ、「脚をからませる」感じにします。 この体勢のまま、10秒キープします。終わったら、足の左右を逆にして、さらに10秒キープします。 他の方法としては、次のようなストレッチ方法があります。 まず、両足を揃えた状態で立ちます。息を吐きながら、体を前に倒していきます。膝は曲げないようにします。この時に、膝の裏が痛くなるようだったらOKです。 少し痛くなったら、その状態で止めます。15秒ほど止めたあと、息を吸いながらゆっくり体を起こしていきます。これを、3回ほど繰り返します。 毎日O脚のストレッチを行うと、より体が曲がるようになり、改善へと向かいます。

大殿筋のストレッチも、効果的です。 まず、仰向けに寝ます。次に、片方の膝を抱えて、肩に膝がつくようにします。この時に、足の力ではなく、腕の力で引き寄せていくのがコツです。 終わったら、もう片方の足も同じようにします。 もう一つ大殿筋を鍛える方法として、まず仰向けに寝ます。 次に顔を左右どちらかに向け、同じ方向に腕をまっすぐ横に向けます。 もう片方の腕で、曲げた腕と同じ方の足の膝を持ち、顔を向けた方向とは逆の方向に曲げていきます。 できるだけ、曲げるようにすると効果的です。出来たら、もう片方も同じようにします。

もう一つ、効果的な方法があります。 まず、両足をひざ立ちの状態にして、膝は肩幅ぐらいに開きます。 次につま先を外に向けて開きます。両手をふくらはぎの上の辺りに置き、お尻を下げていきます。 この時、できるだけ腰を曲げないようにしましょう。お尻を下げた状態で10秒キープし、ゆっくり戻します。 これらを行うことにより、O脚が改善できる場合があります。中には、10日程度で見事に改善した、という方もいます。 コツは、なるべく毎日続けていくことです。もちろん年齢が低い方が効果は出やすいですが、大人になって骨が出来上がってからでも、毎日行うことにより改善は可能です。

また、この他にも腰痛などの改善ができるなどの効果もあります。 体勢がキツい場合は、無理をしない事が大切です。無理をしてしまうと、骨や筋肉、神経を傷めてしまう恐れがあります。 できるだけ毎日続けるコツは「無理をしない」という事も頭に入れておきましょう。 最初はキツかったり、無理でも、毎日続けることで段々出来ていったり、体勢もキツくなくなってきます。 そうすると、改善できているという証拠です。


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